8月下旬の今でこそ変わりやすい天候が続いているけど、7月はカラッと晴れた日が続いていて、なんだか夏を思い出した気がする。真っ青な空に浮かぶ白い雲。新海誠監督の映画のように、景色がワントーン明るくて。あぁそういえば夏ってこ […]
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【今日の短歌】春のあとに夏の来るこそあはれなれアガパンサスの茎拉(ひし)ぎつつ (岡井隆)
かかりつけの歯医者さんは、診察台近くの窓枠棚にいつも綺麗な花が活けられています。入口の階段のところにも、いつもきちんと手入れされた寄せ植えのプランターがあったりして、花好きのスタッフさんがいるのかもしれませ […]
【今日の短歌】トマトの葉ちぎればトマトのにほひして昨日よりふかき空ふり仰ぐ (春野りりん)
今年はトマトを植えていないはずが、去年のこぼれ種から自生しているのを発見。そのままにして見守ることにしましたが、なんだかんだと育っています。挿し木にしても割りとすぐに根づくし、トマトってすごい生命力ですね。 […]
【今日の短歌】私は、と書き出すときにもういない私こうして夏に踏み出す (小島なお)
私は、今こうしてblogを書いています。たった今「私は、」と書いた私は、すでに過去になってしまってもういません。厳密にいえば、一秒前の自分は過去の自分だから。過去があったからこそ今の私があることは間違いない […]
【今日の短歌】夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ (清原深養父)
夏の夜はまだ宵ながら明けぬるを雲のいづこに月宿るらむ 清原深養父 夏の夜は、まだ宵のうちだと思っていてもすぐ明けてしまう。雲のどこに月は宿をとっているのだろうか。 夏至が過ぎて少しずつ日が短く […]
【今日の短歌】約束はひとつもなくて日傘をささず帽子をかぶらずに行く炎天下 (黒﨑聡美)
8月も最後ということで、ここらでめっちゃ夏っぽいというか猛暑を感じる一首を。まさに今年の夏はこんな感じだったなぁと思って。 リモートで会話したりとかはあっても、プライベートで人と会う約束なんて […]
【自作短歌】尚早に冷やし中華をはじめたと告げられており夏をはじめる (朝倉冴希)
「夏をはじめる」なんてあるけど、今年はあまりに暑すぎてですね。スイカを食べたり、かき氷食べたり・・・そういった食べ物系以外となると、夏らしいことはほぼできませんでしたね。出かけなかったし。 も […]
【自作短歌】蝉がまだ鳴き足りないとかしましく氷菓の溶ける風のない庭 (朝倉冴希)
真夏のような日差しが照り付けて朝からもう暑い・・・といっても、最盛期とは明らかに違う秋の気配もうっすらと感じられるこの時期。今日から9月。 久々にカラッと晴れた“なつぞら”だからなのか、蝉がや […]
【今日の短歌】あの夏の数かぎりなきそしてまたたつた一つの表情をせよ (小野茂樹)
例えば、歌番組とか見ていて、あのアーティストのあのときのあの表情に惹きつけられてもう一度見たいと思う時があります。別の時に同じパフォーマンスをしていても何かが違う・・・。やっぱりあの時のあの表情じゃなきゃダ […]