朝夕に草木を吾の友とせば心淋しき折節もなし 牧野富太郎 朝から晩まで植物を友とすれば心が淋しい悲しいなんて感じている暇がない 植物学者であり、NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公・万太郎の […]
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【今日の短歌】おもしろきこともなき世を面白くすみなすものは心なりけり (高杉晋作)
「動けば雷電の如く発すれば風雨の如し、衆目駭然、敢て正視する者なし。これ我が東行高杉君に非ずや」 伊藤博文 動けば雷電の如く、言葉を発すれば風雨の如し、多くの人はただ驚くばかりで敢えて正視す […]
【今日の短歌】ただ頼めたのむ八幡の神風に浜松が枝はたふれざらめや (武田信玄)
ただ頼めたのむ八幡(やわた)の神風に浜松が枝はたふれざらめや 武田信玄 (ただ(一心に)頼めというままに神に頼もうとしている。八幡の神風によって、浜松の枝は倒れないことがあるであろうか。(いや、かならず倒れ […]
【今日の短歌】思へどもなほ飽かざりし桜だに忘るばかりの深見草かな (後水尾院)
思へどもなほ飽かざりし桜だに忘るばかりの深見草かな 後水尾院 思ってもなお飽きることはない桜さえ忘れるほどの深見草である。 「富貴草」「花王」「百花王」「二十日草」「花神」「天香国色」などの異名を持つ牡丹。 […]
【今日の短歌】虎杖のわかきをひと夜塩につけてあくる朝食ふ熱き飯にそえて (若山牧水)
気候がいいのでちょくちょく花めぐりしているのですが、それに加えて自分の中で起きているのがちょっとした野草ブーム。 野草関係の動画を何気なく見たのがきっかけで、これは確か食べられる、これはどうか […]
【今日の短歌】紅に深くにほへる桜花雨さへ降りて色を染めける (詠み人知らず)
紅に深くにほへる桜花雨さへ降りて色を染めける 詠み人知らず 紅がとても映える桜花に雨が降り、さらに色を染め上げている 今日は七十二候の桜始開(さくらはじめてさく)ですが、こちらではソメイヨシノ […]
【今日の短歌】国人ととつ国人と打ちきそふベースボールを見ればゆゝしも (正岡子規)
今年のWBCは見応えがありましたね。 準決勝・メキシコ戦での一点差からの逆転サヨナラホームラン。決勝・アメリカ戦での9回表、ツーアウト、スリーボール、ツーストライク、一点差リードを死守できるか […]
【今日の短歌】恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽してよ長くと思はば (大伴坂上郎女)
恋ひ恋ひて逢へる時だに愛しき言尽してよ長くと思はば 大伴坂上郎女 恋焦がれようやく逢えたときぐらいはせめて愛の言葉をかけてください。長く関係を続けようと思うのなら。 3月は別れの季節。この春か […]