それぞれの季節にはそれぞれの良さというものがあり、その季節にしか味わえない喜びというものがあります。暑いのも寒いのも苦手だけど、四季はやっぱりあったほうがいいなと思います。今なら梅の花がとても綺麗に咲いていて、道すがらそれを眺めるのも楽しみのひとつです。

 

 

1月が終わるころに、職場とかで「正月を迎えたと思ったらもう1か月。月日が経つのはあっという間だねぇ」的なことがよく話題になったんですけど、そんなときに口を揃えて言っていたのが「2月はもっと早いよ」

 

だよねー、だって日数が少ないんだもん。

 

どの月も主賓席とはいえ、そういう意味では2月はちょっとだけ損をしていると言えるかもしれません。掲出歌にある「二月に座る」は、そんな二月がどの月よりも一番しっくりとはまって鎮座しています。ゴロがいいというのはもちろんあるんだけど、「主賓」というフレーズとの対比が効いているというのもあると思います。

 

2020年の「二月」の滞在も、残り23日となりました。

 

一年分の円卓をもっともっと細かく等分していけば、今日という日の主賓席があって。そのありがたさを当たり前のように思ってしまいがちだけど、いくら望んでも立ち止まってはくれないのだから大切に大切にしていかないといけないですね。