天皇陛下が作詞され、美智子皇后が作曲された「歌声の響」の一節です。

 

「だんじょかれよし」とは船出を祝う沖縄民謡。天皇陛下は、皇太子時代に沖縄にあるハンセン病診療所を訪問されており、そのときのことを琉歌として詠まれました。天皇陛下御在位三十年記念式典では、三浦大知さんが歌唱されたことで話題になりましたよね。

 

そして今日、陛下の即位三十年を祝う「感謝の集い」が開催されました。

 

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身近に沖縄出身の方がいるんですけど、両陛下が「ハンセン病診療所」を訪問された際には実際にそこまで足を運んだらしいのです。両陛下がかなり近くまでいらしたみたいで、美智子皇后はそれはそれは美しかったと話してくれました。

 

でね。昔は誰もハンセン病の施設で働きたがらなかったけど、ハンセン病がうつらない病気だと知られるようになると状況は一変。国営だから他よりも待遇がいいということで、志望者が激増したのだとか。そんなことも教えてくれました。

 

沖縄といえば、友達と安室ちゃんのコンサートに行くために旅行がてら一度だけ訪れたことがあります。海へ向かう途中の道がずーと一本道になっていて、そのどことなく変わった平地が米軍基地に挟まれた道だと知ってこんなに広いのかと驚きました。そのことを話すと、「・・・あぁ。うん、そうだよ」と何とも言えない表情を浮かべたのが印象的です。

 

それにしても・・・。まさか自分の近くにいる人が、「歌声の響」が詠まれるきっかけとなったその場に居合わせていたとは思いもしませんでした。(^^;)