緑茶をこよなく愛する歌人といえば窪田空穂。私はというと、ティータイムにいろんな茶葉やフレーバーを試すのが最近のマイブーム。なので真逆といえばそうなのですが、もちろん緑茶も大好きです。

 

上手に入れた緑茶はまろやかな甘さが舌と喉にじわ~っと残り、その余韻が気分を落ち着かせてくれます。まとわりつくように舌と喉に沁み込んでくるといいますか、我ではなく舌と喉がそう言っているのだというのも、あの感覚を思い起こせばなんとなくわかるような気もします。

 

風呂あがり茶を喫(の)みをれば湯ぼてりのややに冷めゆく暫くのよき 窪田空穂
良き茶ぞとこころ静かに味へば更に良くして尽くるを惜しむ 同上

 

夏も近づく八十八夜。夏も近づくというわりに肌寒かったりしますが、日が照っている今日は少し暖かくなりそうです。