子供のころよく行っていた公園にはちょっとした石段があり、そこを登っていくとたくさんの椎や樫の木が植えられていて、秋にはよく椎の実や樫の実を拾っていました。割合でいうと、圧倒的に椎の実が多くて全体の8割ぐらい。

 

でも椎の実は小さくて細くて、いわゆるずんぐりむっくりした団栗らしさとはちょっと違っていたから、たまにそれより大きい樫の実を見つけるのが嬉しくて・・・。どうするわけでもないのに、無心でせっせと集めていて・・・そんな懐かしい記憶が蘇ります。

 

そうそう、帽子も大事。とにかく一般的にイメージするずんぐりむっくりの団栗っぽいフォルムに強い憧れがありました。それはたぶん今でも変わっていません。

 

本当はね、「団栗」とはいわゆる総称であり、樫の実も団栗の中に含まれています。だから、掲出歌にあるのは理屈としては間違っているんだけど、それが逆に自分の中にある「団栗っぽいフォルムへの憧れ」を呼び起こさせてくれる・・・そんな一首です。

 

 

今の家の近くにクヌギの木があるんだけど、クヌギの実はまたフォルムが可愛くて・・・。勝手に「デカ丸」と呼んでいて、時期になってデカ丸を見かけると拾わなきゃという謎の使命感に襲われて、いい歳した大人がこれまたせっせと拾い集めてリースの飾りなどにしています。

 

そういえば、子供のころに拾って袋やポケットに入れて家に持ち帰っていた団栗たち。あれ、その後どうしていたんだろう。全然記憶にありません。(;^ω^)  あんなに大量にあったのに、なぜかいつの間にやらどこかに散らばってなくなっていた気がします。

 

それとさ、椎の実って食べられるんだけどどんな味がするんだろう。一回ぐらいもしかしたから食べたことある気もするだけどどうだったかな。