題材が見つからない

いざ短歌を詠もうと思っても、題材が見つからない、何をどう詠んだらいいのかわからない・・・どうすればいいの?そんな問いに答えようと思えば、「心のアンテナを張っておくこと」だと答えます。これは「イロハの「イ」」といっていいほど基本的なことで、多くの方が言われていることです。

 

 

心のアンテナを張るということ

心のアンテナを張るとはどういうことかというと、「心が動いた瞬間」「心のひっかかり」を自覚できるようにすることです。言い換えれば、「心のひっかかり」をそのままにしないことを心掛けることだとだ私は考えています。短歌とは(核心にふれないで)心にひっかかった心情を詠むものなので、「心のアンテナを張れ」とよく言われるのはそういう意味です。

 

感度が高ければ高いほど、観察力に優れ、あらゆる尺度から物事を捉えて考察する能力があるということでもあるので、必然的に有利となります。

 

 

「カクテルパーティー効果」をご存じでしょうか?

自分の呼ぶ声だったり自分に関係あることや関心のあることは、パーティーみたいな騒がしいところでも不思議と聞き取ることができます。それにちなんで、たとえば自分と同じ車の車種が目につきやすいなどの現象などをそう呼んだりします。

 

心の動きをキャッチするため備えとして頭の片隅に意識することで、この「カクテルパーティー効果」で成果が得られやすいというわけです。「感じよう」と意識して「五感」と「思考」を働かせるところから始まります。

 

 

では、アンテナのさらに感度をあげるにはどうしたらいいのでしょうか。私なら「五感を駆使し、とにかく考えろ」と答えます。そうやって神経を研ぎ澄ませるほどアンテナの感度は増し、今まで見えなかった何かしらの「気づき」が見えてくるようになります。

 

 

あと、よくやるのは、使えそうだったり気になった単語や表現があったらとにかくメモすることです。そのおかげで思いがけず相応な言葉が見つかったり、メモした中からインシュピレーションを受けてできあがった短歌も数多くあます。語彙力も高められますしね。

 

ちょっとした散歩でも、とにかく自分からアクションを起こして刺激を与えてみることも、題材に困ったり煮詰まったときにはよくやる手です。

 

では、また~。