大寒ですね。「マフラーに顔をうづめて」「大寒の街を急げり」そんな姿があちこちで見受けられたのではないでしょうか。全国的に雨模様だったから傘を差しながらが多かったのかな。ここ東三河はこの時期にしては気温は高め […]
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【今日の短歌】蕗の薹ほこと涌きたる地の温さ人は知らざりもの履きしより (大下一真)
今もやっているかどうかわかりませんが、母校の小学校では、当時「はだし教育」なるものをやっていました。かなり寒い時期でも裸足でグラウンドにいて、おかげでひどい霜焼けになってかゆくてかゆくて毎日半べそになってい […]
【今日の短歌】柚子の実の皮をしむきて歯にかみぬさみしき心やらはむがため (石黒清介)
あったかい鍋物には欠かせない柚子胡椒。食べたくなるのは柚子大根。飲みたくなるのはホット柚子ドリンク。お店にあるのもは何かと柚子味を選びがち。自他ともに認める大の柚子好きの私。ありがたいことに、今年はたくさん […]
【今日の短歌】 茶碗など黙って洗う涙とはたまれば自然におちる液体 (畑 彩子)
このシチュエーションに至るまでの境遇は知る由もないけど、悔しい思いをしたり、何らかの理不尽な目に遭ったのでしょうね。自分も同じように涙を堪えきれなかったことがあったから痛いほど共感できます。勤務中ならなおさ […]
【今日の短歌】大銀杏ひと葉動かず秋雲の晴れたる下に黄なるしづけさ (金子薫園)
日差しに照らされた黄金色が、スカイブルーによく映えます。 昨日はなぜか風が強くて、街路樹の銀杏の葉がそこかしこで渦を巻いていました。木下龍也氏の「つむじ風、ここにあります」を思い出して、今、つ […]
【今日の短歌】秋くれて深き紅葉は山ひめのそめける色のかざりなりけり (藤原定家)
秋くれて深き紅葉は山ひめのそめける色のかざりなりけり 藤原定家 「山ひめ」というのは「竜田姫」のこと。紅葉が美しく色づくのは山の神である竜田姫が色を染めているから。 竜田姫たむくる神のあらばこそ秋の木の葉の […]
【今日の短歌】柿の皮剥きてしまへば茶を入れぬ夜の長きこそうれしかりけれ (島木赤彦)
朝起きればまだ辺りは暗くて、17時を過ぎればもう日が暮れだして、すっかり日が短くなってきました。 我が地元は「次郎柿」の名産地だけあって、誰だったか「柿は買うものじゃなく貰うもの」と冗談めいて […]
【今日の短歌】やどりせし人のかたみか藤袴わすられがたき香ににほいつつ (紀貫之)
やどりせし人のかたみか藤袴わすられがたき香ににほいつつ 紀貫之 我が家に泊まっていった人の形見かとも思う。藤袴の忘れがたい香りが漂っていれば。 秋の七草のひとつである藤袴。藤袴あるところにアサ […]
【今日の短歌】裏山の径をのぼりて木犀の香を嗅ぐころぞ秋はれわたる (斎藤茂吉)
秋風に乗って漂ってくる甘く芳醇な香り。今年もそんな金木犀の季節となりました。大好きな金木犀。秋といえばの金木犀。大抵は季節を感じるというとまず目からだけど、香りからというのは金木犀ならでは。銀木犀の香りも大 […]