我が家の畑にて。

 

ウチの馬鈴薯も青き芽を伸ばしています。去年の今頃なら「好きなことそろそろしてもいいころ」を素直な気持ちで受け止められていたと思います。でも今は、あのころからは想像もつかない形で「そろそろ・・・」「いや、まだ・・・」がせめぎ合っています。

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、今日までだった緊急事態宣言が31日まで延長されました。当然のことながら経済損失はさらに増大するわけで、段階的に規制を解除するべきだという声も多く見受けられます。

 

まともに営業できない店舗や中小企業は、どうすることもできず苦境に喘ぎながら耐え忍ぶしかありません。破綻寸前で一刻の猶予もないところも多いかと思います。一方、治療にあたる医療現場の過酷さは増していくばかり。中には心無い差別によって傷つけられてしまうなど、医療従事者の方々は疲弊しきっている状況。

 

どのような措置を取るにせよ、「あちらを立てればこちらが立たず」ですべての人が納得するとは思えません。が、財政と医療崩壊、双方を考慮しながら上手くバランスを取る技量が、政府には求められています。

 

とても難しいことだとは思いますが、少しでも未来を良くするための政策をと願わずにはいられません。

 

 

「そろそろ・・・」「いや、まだ・・・」

畑の馬鈴薯たちが、青き芽伸ばしながら風に揺れています。