これは、永田和宏氏と知花くららさんの「あなたと短歌」という本に紹介されていたんですけど、「あるある~」とすごく共感して素敵だなと思った短歌。

 

 

こういうことってありますよね。いつもならただのBGMとして聞き流していた音楽の歌詞が、何倍もの威力を発揮して思わず聞き入ってしまう時。

 

主人公に自分の身を重ねて強くなれたり、気持ちの代弁者になってくれたり、励まされたり・・・。そうやって何度も救われてきて、言葉の力というのは凄いものだなと思います。

 

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好きなフレーズや歌詞はそれこそいっぱいあるけど、鮮烈だったのはCoccoさんの「強く儚い者たち」という曲の歌詞。

 

愛する人を残したままとある港へ流れ着いた男を「何も失わずに同じでいられると思う?」「あなたのお姫様は誰かと腰を振ってるわ」「人は強いものよ、そして儚いもの」と誘惑するんだけど、すごい歌詞だなと衝撃でした。