世間ではバレンタインなのだとか。

 

例えば、桜の時期だったら「今年のサクラソングはこれだな」とか、自分の中での季節ソングが思い浮かぶ私。バレンタインといったら「チョコソング」・・・ということで、今年のチョコソングはHey! Say! JUMPの「CHOCOLATTA」です。

 

天才凡人のMiNEさんが作詞した歌詞がまたいいんですよ。自分をチョコに例えて「もっと Tasting」と、いわゆる擬物法を用いているんですけどね。そのうえで、チョコを擬人化させて「コーティングされた黒いスーツ」からの「味を変えて白いシャツなんてどう?」なんて、言葉の選び方が憎いです。(笑)

 

大塚愛さんの「黒毛和牛上塩タン焼680円」も手法としては同じでしたね。あれもインパクトあったなぁ。大塚愛さんの詩の世界観もすごく好きです。

 

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さて、今回の「今日の短歌」は、芥川賞作家でもあるピース又吉さんの短歌。関ジャニ∞の「関ジャニクロニクル」という番組で、俵万智さんを講師に迎えて短歌を詠むという企画をやっていたんですけど、そのときゲスト出演された際に詠まれたものです。

 

チョコレートドームが、ホットチョコによって溶かされていく・・・。その様子を見て、自由に発想を飛ばして詠んでみようというものだったのですが、さすがは芥川賞作家。チョコレートドームを眼球に見立てるまでの発想は他の人でも及ぶかもしれないけど、「生前最後」というワードはきっと又吉さんじゃないと出てこないんじゃないかな。お見事です。

 

番組ではチョコレートドームの他に、マウンテン肉バーガーやフラワーティーなどを擬人化させたり、何かに例えて詠んでみるいうのもやっていたんですけど、俵万智さんによるとそうやって言葉の訓練をしていくと詠みたいと思ったものが詠めるようになるのだとか。

 

こういうの自分なりにやってみて公開していくのも面白いかもしれないね。