昨日は立春ということで、暦の上では春。春といって思い浮かぶのは、ソメイヨシノが咲いているうららかな光景。掲出歌のように、開花までちょうど二ヵ月ぐらいですかね。

 

でも私の中では、思い浮かぶ「花芽」の映像といえば、ソメイヨシノよりも木蓮なんです。木蓮の花芽ってすごく目立つから、見かけるたびに目がいくんですよね。木蓮も開花までちょうど二ヵ月ぐらいかな。

 

木蓮じゃなくても、徐々に膨らんでいく花芽を見るのは好きです。生け花の花材とかでも、その方が長く楽しめるからとカッチカチの蕾のやつを選んで、毎日のようにいつ咲くかなぁと眺めているタイプ。だんだんと蕾が柔らかくなって花びらの色が見えてくるようになると、嬉しくてちょっと得した気分になります。

 

 

これから徐々に寒さが緩んでいき、寒い冬にじっと耐えていた蕾もやがて花を咲かせます。けれど、緊急事態宣言の延長が発表され、今年もなかなか花見には行けそうもないし、厳しい状況は続きそうですね。平穏な日常が戻って、心の底から笑顔の花を咲かせられるのはいつになることやら。

 

一応は3月7日までとはなっていますが、緊急事態宣言が延長されない保証はないし、もしかしたら解除されるのはソメイヨシノや木蓮の開花時期といい勝負なのかもしれません。気が滅入りそうにもなりますが、踏ん張りどころであり、花芽の時期なのだろうと思っています。

 

いつになるかはわからないけど、いつかは“春”が訪れて“開花”するのだと、私はそう信じています。開花まであと〇〇日!